リターンの設定
魅力的なリターンを組むための4つのポイント
この記事ではあなたのプロジェクトにあったリターンを組むためのポイントを紹介します。
KASSAIではお返しを「リターン」と呼んでいます。多くの支援者から応援金を集めたい場合、特にリターンの内容と金額設定は時間を使ってしっかり考えることをおすすめします。
記事の最後には、「リターン設計シート」をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
ポイント
- 1. 1万円前後のリターンに一番魅力的なリターンを設定する
KASSAIの平均支援額は約6,000円なので、この価格帯にメインとなる魅力的なリターンを盛り込むことを推奨しています。ただし、プロジェクトのカテゴリによって設定は様々ですので、あなたのプロジェクトに合った内容と価格でリターンを設定しましょう。
- 2. リターンは複数用意する
リターンの数が多いほど、様々な支援者のパターンに対応することができます。KASSAIでの推奨は5〜10個ですが、1種類のみでも構いません。「どんな人がこのリターンに支援してくれるのか」「こんな人はこういうリターンを支援してくれるはず」という視点からリターンを設定しましょう。
- 3. 限定数を設定する
リターン毎に限定数(在庫数)を設定できます。例えば、早期支援者に向けた特典をリターンを設定することで、今すぐ支援してもらうことを促したり、支援者に対して「特別感」という印象を与える効果を期待できます。
- 4. リターンは詳細に記載する
プロダクトや立体作品、グッズの場合は、サイズや大きさなどの詳細を記載しましょう。支援者の視点で購入するための必要な情報を記載していくようにしましょう。
代表的なリターンの種類
<モノ系>
イベントや普段の活動で生まれる産物や限定グッズなど、支援者の手元に残るモノです。
お土産のように思い出として残ります。
価格帯:中〜高価格帯
負担:高
例:直筆サイン入りグッズ、T-シャツやユニフォーム、取り扱っている商品、御礼のお手紙、
物産品など
<デジタル系>
電子メール上でやりとりができるデジタルリターンやクレジットタイトルなどです。
モノ系とは異なり、郵送などの手間がないため負荷無くリターンの提供が可能です。
価格帯:低価格
負担:低
例:御礼メール、ライブの画像、WEBサイトに支援者様のお名前を掲載させていただくなど
<体験系>
リアルの場で体験できる権利や特典などです。ものでは得られない、心に残る感動を得ることできます。こちらもデジタル系と同様、郵送などの手間がありません。
ただし、コロナ禍が長引いている昨今、リアルイベントは避けられる傾向もありますので、オンラインミーティングなどのご活用も推奨しております。
価格帯:低〜高価格帯(数万円〜)
負担:中
例:ドリンク券やディナー券、イベントご招待券、プライベートコンサート、
映画のワンシーンに参加、レッスン券、有効期限付き会員券など
※リターン設定いただけないものもありますので、選定の際にはリターンに設定する商品の注意点もご参照ください。
目的に合わせた設計
リターン選定のポイントや種類を確認した後は、いよいよリターン選定ですが、どのように選定したら良いか分からない方がほとんどかと思います。
リターン選定にあたって大事なのが、リターンを「設計」することです。
しっかりと計画立てて、リターン選定を行いましょう。
「リターン設計シート」というシートを用いて、以下4点を整理して設計しています。
①リターン内容
②コース金額
③各コースの支援人数
④各コースの支援ターゲット
この4点を整理することで、「これくらい集めたいな」という目標金額に対して各コースにどれくらいの支援が入ると良いのか分かるのと共に、それが現実的なのか判断しやすくなります。
※応援サイト上での目標金額設定は不要です。
以下に雛形の設計シートを添付していますので、達成に近づくための計画を立ててみましょう。
公開前に、検討中のリターンについてご友人やご家族にヒアリングを行うことも有効ですので、ぜひお試しください。